手描きで似顔絵を描くための画材紹介(後編)

こんにちは、似顔絵師のまうごっつです。
前回に引き続き、今回は手描きでの[カラー制作用の画材]を紹介します。今回も、オレンジスマイル掲載の画家[永石エンジ]の全面協力で、似顔絵を描く時の道具について解説していきますm(_ _)m

似顔絵を描いてもらうなら

目次

パレット

筆先に絵の具をつけるために、必要なものでプラスチック製や、アルミ製のものもあります。
先に絵の具をパレットにだして乾燥させて、必要な時に水を加えて溶かして絵の具を使っている画家は多いです。

油断するとパレットがとても汚くなるので、そこが注意点です。
ポイントとしては、なるべく絵の具を出す場所を、なるべく同系色でまとめることかと思います(微妙な色の調整がやりやすくなります)

絵の具だまり

正式名称はないので、絵の具だまり‥と表現させてください(汗)
予め、大量に使うであろう色を水に溶いて小さいボトルにストックします。実際に使う時はこのボトルの中に筆をドボンと入れます。肌色などは広範囲に大量に塗るので向いているかもしれません。
ただ、長期保存はできないので、そこまでは大量には作らないほうが良いです。
1日に何十人と作画する時に、威力を発揮します。

絵の具だまり(絵の具が入ったボトル)

筆は、ニ種類使っています。
■隈取筆
墨や絵具をぼかすために用いる筆です。
ぼかし筆とも呼ばれており、似顔絵の肌色や背景のぼや〜としたグラデーションを塗るのに最適です。
メーカーや材質により、質も値段もバラバラなので実際に自分で買って試していくしかありません。ほっぺのチークのぼかしなど、背景の綺麗なグラデーションなどに多様します。

隈取筆

■ぺんてる えふで ネオセーブル アート
隈取筆ほど、筆先は柔らかく無く、隈取筆よりも圧倒的に耐久性があります。
コスパ最高なので、画家さんは一度試すのおすすめです。耐久性高いのでホワイト用の筆にもおすすめです。

ネオセーブル

筆洗バケツ

3箇所、洗う所があるタイプがおすすめです。
理由としては、色によって洗う場所を変えれるから。
例えば、左端は暖色系(黄色、ピンク、肌色、オレンジなど)を洗い、中央は寒色系(青、水色、緑、黄緑、紫など)、右端は黒系(黒、焦げ茶、黄土色など)‥という感じです。
洗う場所をそれぞれ固定しておくと「うわ、肌色塗ったけど、間違って黒色っぽい水で洗って、肌色がグレー気味になった、やばい!これ書き直しじゃん!」‥みたいなことが回避できます。
(どの画家さんも、一球入魂‥ならず一筆入魂で似顔絵描いているので、できる限り書き直しリスクは回避したい所です)

筆洗バケツ

絵の具

絵の具は基本的に水彩絵具を使っていますが、マットに塗りたい場合はポスターカラーなどを使用することもあります。
予算と、好みに合わせてどのメーカーを選んでも良いかと思います。
メーカー例→
・ぺんてる
・ホルベイン
・デザイナーズカラー

絵の具各種

ホワイト

ホワイトは僕はミスノンを使っています。使いやすいですが、使った筆はすぐに洗わないとガビガビになって一気に劣化しますので注意。
デリーター インク ホワイト2‥も併用しています。
漫画用ですが、そのまま似顔絵作画にも使えます。

ホワイト

まとめ

簡単ではありますが、画材紹介させて頂きました。いかがでしたでしょうか。

今回は永石エンジの画材を中心に紹介しましたが、オレンジスマイルの所属画家は多くの画材を使い、一つずつ丁寧にお客様のオーダーに添って、手作業で似顔絵を制作しております。画材のセレクトは、画家によっても違い、その違いは完成した絵にも現れています。

オレンジスマイルは総合サイトですので、スタイルの違う画家が複数名所属しております。自分だけのお気に入りの画家を探すのも良し、違うスタイルの似顔絵を毎年楽しむのもの良し、お客様のスタイルで似顔絵オレンジスマイルを楽しんで頂けたら幸いです。 (制作:まうごっつ、永石エンジ

プロに似顔絵を描いてもらうなら

次回は、[似顔絵のおすすめの飾り方]を紹介させて頂きます。
→  こちら (制作:まうごっつ、永石エンジ

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